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能登とartists 能登とともにある、アーティストの思考と行動

2026.03.07 - 2026.04.02

  • 開館時間

    10:00 ~ 20:00
    ※入館は閉館の30分前まで。

  • 休館日

    会期中無休

  • 入館料

    一般1,400(1,200)円、大学・高校生1,200(1,000)円、中学生以下無料

    *( )内は前売、公式オンラインチケットおよび[クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアム アプリ]をご提示の方の料金です。
    *3月20日(金・祝)、21日(土)、22日(日)の3日間のみ、クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアムアプリをご提示の方は無料でご入館いただけます。(特別無料ご招待3DAYS)
    *障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは無料でご入館いただけます。

みどころ

  • 能登とともにある、アーティストの思考と行動

    2024年1月1日の能登半島地震から2年が経った。能登の復興は進んでいるとはまだ言い難い。その一方で、能登へ思いを寄せる人たちが能登を訪れ、それぞれに活動し始めている。静かだった能登に多様な人たちが集まり、能登の人たちとともに誰も想像していなかった未来へ向かおうとしている。本展には、能登の「これから」に希望を抱き、一歩ずつ復興へと進んでいくことへの願いを込めた。
    本展を構成するのは、石川に暮らす10組に、石川出身の前本彰子を加えた11組のアーティストたちである。いずれも能登で活動する作家、能登への思いを作品にする作家たちである。なかには自宅が倒壊し、住む家を失った作家もいる。展示する作品のなかには、被災し、もとの形ではなくなった作品もある。しかし、アーティストたちはそこに意味を見出し、新たな作品として再構築する。そうしたアーティストたちの思考と行動が、能登の復興への大きな力となるのではないだろうか。能登への思いをつくること、そして多くの方に本展を見ていただき、感じることへと繋いでいきたい。それぞれのアーティストたちとともに、能登復興へ思いを改めて寄せていただけたら嬉しい。
    (キュレーター 高橋律子)

    出品作家
    石川幸史、仮( )-karikakko-、金沢21世紀歌劇団+VOX OF JOY、金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム[スズプロ] 、高橋治希、髙橋稜、前本彰子、眞壁陸二、モンデンエミコ、山本優美、山本基

  • 能登のこれからを考える5つのキーワード

    「芽吹く」「重ねる」「変わる」「祈る」「歩む」
    本展は5つのキーワード、「芽吹く」「重ねる」「変わる」「祈る」「歩む」から構成します。この5つのキーワードに沿う形で、能登半島地震からゆるやかに進む復興の歩みのなかで、アーティストたちがどのように思考し、作品にしてきたかを紹介していきます。

    5つのキーワード
    0.揺れる
    1.芽吹く
    また、草花は芽吹き、虫たちは這い、飛び回る。
    2.重ねる
    人と人とがつながり、時間が積み重なり、今、ここに、この時間がある。
    その先の時間も綴られ、重ねられていく。
    3.変わる
    失うこと、形を変えること、変わっていくこと。
    変わっていくことをおそれずにいたい。
    4.祈る
    誰もができるささやかな、祈るということ。
    時には一人静かに、時にはみんなで声をあわせ歌ってもいい。
    5.歩む
    とぼとぼと、とにかく歩んでいく。
    その先に、何かがあると信じて、共に歩んでいきたい。

    それぞれのアーティストの能登への思いを感じる展覧会
    5つのテーマと交差しながら、それぞれのアーティストの繊細な思いを、作品を通じて紹介します。

  • 自然とともに

    地震で能登の風景は一変しました。けれども、震災後の春を迎えた能登では、いつもの年と変わらず、花が芽吹き、虫たちが飛び回っていました。高橋治希の新作は、能登の里山里海に咲く草花を癒しとともに描きだします。写真家、石川幸史は、震災以前から撮影してきた能登の海岸を震災後も撮影することで、大きな自然の営みのなかにある私たちの存在を浮き彫りにします。地震があっても変わらない能登があり、ささやかな日常の積み重ねの先に創造的復興があり、誰もが能登のために思いを寄せることができる。能登の自然とともにある日常。それこそが力になることを本展では伝えていきたいと考えています。

  • 被災した作品、被災からの展開

    能登半島地震では、作品も被災しています。本展では、金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム[スズプロ]《奥能登曼荼羅》(2017年)と山本優美《わたしのひふはおもたい》(2021年)の被災した2つの作品を展示します。被害を伝えるための展示ではなく、地震を経て、作品にはさらに思いが込められ、複雑で豊かなメッセージを伝えてくれます。被災した作品を単に修復するのではなく、作品の意義を見つめながら、新たな作品としての使命を与えるアーティストの制作は、わたしたちに勇気を与えてくれるに違いありません。

  • 日常のなかにある震災

    地震はある日突然起こりました。その前にも、その後にも日常があり、連続する日々のなかに地震があります。地震の日を境に能登の日常は一変し、能登から遠く離れて暮らす人たちの日常からは薄れつつあるのかもしれません。けれども、アーティストの作品が、地震は日常の一片であることを思い出させてくれます。石川から離れていた日に起きた地震をテレビのニュースで知ったときの思いを作品化した、髙橋稜《あの日みたもの》(2024年)、自宅を失いながらも、能登の人たちとともに復興へ歩んでいく力強い日々を作品を通して綴る仮( )-karikakko-、能登への思いを刺繍日記で綴るモンデンエミコなど、アーティストたちのそれぞれの日常にある能登に作品という形で触れることで記憶に刻み、この展覧会を見てくださる方の日常にも、能登への思いを重ねていけたらと願っています。

  • 能登への思いを作品にする

    能登半島地震後、アーティストたちは、いてもたってもいられない能登への思いを作品にしています。
    能登半島地震の1時間後、祈りを込めて《青の天使》(2024年)を制作した前本彰子、能登の方々の言葉をつなぎ、多くのアーティストや地域の方々が協働して生まれたミュージカル「HOME~Grace for All~」(2025年)、山本基による、被災した黒瓦に描いた作品、眞壁陸二による再構成された奥能登国際芸術祭出品作など展示いたします。

  • ≪時の積層≫(2025年)

    山本基

  • 《奥能登曼荼羅》(2017年)

    金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム[スズプロ]

  • 《伏流水の庭》 (2023年)

    高橋治希

  • 《わたしのひふはおもたい》(2021年)

    山本優美

  • 《あの日みたもの》(2024年)

    髙橋稜

  • 《青の天使》(2024年)

    前本彰子

能登とartists 能登とともにある、アーティストの思考と行動

2026.03.07 - 2026.04.02